お米ダイエットって聞いたことありますか?
その名の通り、お米を食べて痩せるダイエットのことです。少し前に流行っていた「糖質制限ダイエット」と真逆で、糖質を摂りながら体重を落としていきます。
お米食べながら痩せることなんて出来るの?
と、疑問に思う方も多かと思います。ダイエットのために主食であるお米を食べないもしくは制限していた方にとっては信じられないですよね。
実はお米って食べても太らないのです。ではなぜ食べても太らないのか、お米の食べ方と太るメカニズムについてお伝えしていきます!
それではどうぞ♪
「お米=太る」は間違い!お米を食べながらキレイに痩せる!
糖質制限ダイエットをしていた人からしたら衝撃的なことだと思います。実はこの私も糖質制限ダイエットをしていた過去があります。
ですから、お米を食べて痩せることが可能なのか信じがたい気持ちもよく分かります。結論から言いますとお米を食べながら痩せることは可能です。しかも健康的に美しく痩せます。
しかし、方法を間違えてしまうと逆に太ってしまうこともありますので、正しいやり方をお伝えしていきますので最後まで見ていって下さいね。
痩せない理由と太るメカニズム
ダイエットを始めたい!夏までに-5キロ!と意気込んでいても、いったいどうすれば痩せていくのか、どうすればリバウンドしないのか、根本的なことを知っておかないとダイエットは成功しません。
せっかくなら遠回りせずにストレスなくダイエットに励みたいですよね。人間誰しも備わっている身体のしくみを知ることでダイエットをスムーズに進めていきましょう。
では、人間が持つ不思議なしくみについて解説します。
ダイエット中期で訪れる「停滞期」
痩せたい一心で厳しい食事制限をしているのに、思うように体重が落ちない…なんて経験はありませんか?
それには理由があります。
人間は最低限生きていくためのエネルギーが必要です。しかしダイエットのやり過ぎや、過度な食事制限により、体が飢餓状態となってしまい
“これ以上栄養が入ってこないならエネルギーを使わないようにしなきゃ!”
となり、エネルギーの省エネモードに入ってしまいます。人間が生きていくために備わっている素晴らしい機能ですが、これまで一生懸命ダイエットに励んできた方たちからすればダイエットの妨げに思うでしょう。
なぜ、太ってしまうのか
太ることは簡単!とは言いますが、例えば心臓を動かすために必要なエネルギーや、腸を動かすエネルギー、呼吸に必要なエネルギーなど、生きているだけで必要となるエネルギーがあります。それを「基礎代謝」といいます。
この基礎代謝のほかに、運動などで消費するエネルギーがありますので単純に
「摂取カロリー < 消費カロリー」
となると太ってしまいます。しかしこれが全てではないので、自分の身体とメンタルに負担のないようなダイエットをしましょう。
お米で太らない黄金比。秘密は6:4のバランス!
お米を食べると太る、というのは食べ過ぎているからであり適量であればむしろダイエットの味方になってくれます。
では、どのくらいのお米を食べれば太らずにダイエットできるのか。実はおかずとのバランスが大事なのです。
お米先生こと柏原ゆきよ先生いわく、 お米とおかずの割合はなんと「6:4」!それでは詳しく解説していきます。
お米とおかず6:4の法則
ご飯一杯(150g)のカロリーは240kcal。一日三食お米を食べても1000kcalありません。農林水産省が推奨する一日の摂取カロリーは女性で1400~2000kcal、男性であれば2000~2400kcalなので全然範囲内なのです。
つまり毎食ご飯を食べてもそれだけでは太らないということです。ここで大事なのは「おかず」。どのくらいの量にすれば良いかというと、お米先生が提唱するお米とおかずの割合は6:4。ご飯をしっかり食べておかずは控えめに、という考え方です。これを守ればお米を食べながら美しく痩せられます!
ではいったい何が原因で太ってしまうのか?次は太る原因についてお話します。
太る原因はお米じゃない!
お米を食べても痩せられる理由はお伝えしました。では太る原因とは?それは「おかず」だったのです。しっかりご飯を6割食べる代わりに、おかずは4割程度にします。ここでおかずばかりたくさん食べてしまうと太る原因となります。
おかずというのは意外と高カロリーになりやすく、揚げ物や脂の乗ったお肉などはその一つです。しかし全く食べてはいけない、という事ではなく、「量を調整する」という事です。お米とおかずをバランス良く摂取することで太らず健康的なカラダになるのです。
お米がダイエットに向いている理由3選
お米が太る原因ではなかったことが分かりました。ダイエットだからと言ってお米を全く食べないのではなくむしろお米を食べてダイエットを成功させましょう。
では具体的にお米がダイエットに向いている理由を3つにまとめたのでひとつずつ解説します。
同じ炭水化物でもパンを食べるとすぐにお腹が空いてしまったという経験はありませんか?パンの原料である小麦というは、お米に比べて血糖値を上げる作用が弱いです。
人間は血糖値が上がらないと満腹感を感じないので“ただお腹が膨れる”では満腹感は得られないため、食べ過ぎを招いてしまいます。
一方お米を食べたときは次の食事までお腹が空かなかった、ということはないでしょうか。お米は血糖値を上げやすいため満腹感が得られ、またたくさん噛むことにより食事に時間を要するので少量でも満腹感を得ることができるのです。
実はまだまだあります!お米パワー
お米について数々の良いことをお伝えしてきました。しかしこれだけではありません。まだまだあるのです。その他、お米を食べて恩恵を受けられることについてお伝えします。これを読むとますますお米を食べたくなりますよ!それではどうぞ。
肌がきれいになる
私が昔から「肌がキレイね~!」と言われ続ける理由は、お米を主食に生きてきたからです。高いスキンケア用品を使っているわけでも、エステに通っているわけでもありません。
むしろ安い化粧品を使っていますし、生まれてこのかたエステになんて行ったことありません。そんな私がみんなと違って継続してきたことと言えば、きちんとお米を食べてきたことです。パンは嫌いではないのですがお米の方が好きだったので、自然と主食がお米という選択肢になります。
便秘が解消する
主食をお米にしただけで長年悩んでいた便秘が解消したという例がたくさんあります。前述した通り、私は長年お米を主食にしてきたため、便秘で悩んだことがありません。ですので、便秘の辛さは分からないのですが、便秘というだけで、実は腸も肌も悪い状態なのです。
お米に含まれるでんぷんが食物繊維と同じような働きをするため、便秘が解消するというしくみです。より食物繊維を摂取したいのであれば、お米に少し玄米を混ぜると効果抜群です。
自然と水分が摂れる
お米にはたくさんの水分を含んでいます。炊く前のお米よりも体積が増えるのは分かりますよね?お米を炊くと1.1~1.2倍に体積が増えます。
ですからお米を食べるだけで水分も一緒に摂取することができるので、ダイエット中の水分補給も十分と言えます。
1日2ℓ以上水を飲む!と意気込んでも、普段あまり水分を摂る習慣が無い人にとっては難しいです。でもお米を食べるだけで水分もある程度摂取出来ていますので、無理して水を飲んでいなくても大丈夫という事です。
お米を食べて健康になりましょう
以上、お米を食べることの重要性とお米を食べても太る心配はない事をお伝えしてきました。お米は太る、というイメージを払拭し、お米を食べて健康的にキレイに痩せるメカニズムを理解し、これからはきちんとお米を食べていきましょう。